葬儀の裏側~祭壇~
みなさん、こんにちは。
最近は朝夜は寒く、昼間だけ暖かいというなんとも体調が崩れやすい気候ですね。
皆様の体調は大丈夫でしょうか? 花浄院スタッフ一同心配しております…。
さて、この度は葬儀の裏側と題して、祭壇に焦点を当て投稿しようと思います。
お葬式に参列された時、必ずお花が使われているのを目にされたことがあると思います。
そもそも何故、葬儀の際にお花を飾ったりするようになったのでしょうか。
その意味は諸説ありますが、馴染みのある仏教説話では、
「亡くなった仏陀の上に沙羅樹の花の長い枝が垂れ下がって遺体を囲んでいた」
ということから由来していると言われています。
その他にも、再生を繰り返す花や植物を飾ることによって、新生を 願うために供える、極楽浄土は
お花が広がっている所なので、そこまで無事に旅立てますようにとの願いなどなど。
しかし、仏教に限らず宗教や民俗をこえて死者を弔う際は 祈りをこめてお花を飾ったり捧げたりし
ていますよね。
お葬式の場面では特に、大切な方を失ったという”悲しみ”が大きいです。お花を供えるということ
は、少しでもその悲しみを和らげたい、安らかな空間で大切な方を見送りたい、そんな優しさや真心
の想いが大きいのかもしれませんね。
お花の役割は、「心の豊かさを満たすこと」なんだと個人的に感じています。
花浄院では生花部があり、お客様の前に出ることがない裏方ではありますが、そんなお花の役割を
大切に感じながら、お客様を想い祭壇を創っています。
本日もありがとうございました。
花浄院 三木