ご遺族様の想像を超えたお式を
新野 真梨
亡くなった方との思い出に感謝するご葬儀を。 そう考えるようになったのは、葬儀担当になったばかりの頃に携わったあるお式がきっかけです。
入社したきっかけ
花浄院と初めて出会ったのは、合同企業説明会でした。 社員さんたちは、優しくいろいろなことを説明してくださって。花浄院での葬儀を通して、 故人様と笑ってお別れをされたご家族のお話も紹介してくださり、とても衝撃を受けました。 というのも昔、自身の家族が葬儀に関して後悔している場面を見たことがあり、葬儀とは 悲しいものだと考えていたのです。 振り返ってみると〝花浄院〞には聞き覚えがあると気が付きました。 以前、知人が花浄院で、ご家族のお葬式を行なっていたのです。その方はご葬儀を終えたば かりなのに「花浄院はとても良かったわ」と話していました。 悲しいはずのご葬儀。だけど花浄院のご葬儀はそうではなく、むしろ人に伝えたくなるほど 素晴らしいものらしい。「そんなサービスを提供している花浄院で働きたい」と感じ、就職を 決意しました。 入社後は研修を経て、セミが鳴き始めたころに担当として晴れてデビュー。 そして、今も印象に残っているお式に関わることとなりました。
今までで印象に残っているお葬式とは?
それはとあるお母様のお式で、3人の娘様たちがお打ち合わせにいらっしゃいました。 娘様方は打ち合わせ中に、お母様とのたくさんの思い出をお話されていて。人とコミュニケー ションを取るのが好きな私は、娘様たちと一緒に真剣に会話を聞いていました。 すると、私の中にもだんだんと亡くなられたお母様のイメージが浮かんできたのです。 まるでそのお家の4人目の娘になったような気持ちでした。 「お母様とこの方たちに、何かしてあげたい」 そこで、お母様が本が好きというエピソードをお聞きしたことをヒントに、お母様に贈る本 を折り紙でつくり、初めてのサプライズを実施したのです。 その本をお見せすると、とても喜んでくださり「これで好きだった本、たくさん読めるね」と お母様の棺にお納めされました。 本当に良かったと嬉しい思いでいっぱいになった、一生忘れられないお式でしたね。
私の夢
落ち着いて、ご遺族様のお話へ意識を集中する。 葬儀のプロとして、ご遺族様のお考え以上の何かをして差し上げる。そうして、亡くなった方 との思い出に感謝して、笑ってさよならできるようなお式のお手伝いを実現する。 それが私の大切にしている想いです。 これからも花浄院で働き、たくさんの人と出会い、考えに触れ、感謝のあふれるお式をお客様 と共につくっていきたいと思っています。 そのためにも、地域のイベントやさまざまなプロジェクトを通して、もっともっとたくさん の方へ、花浄院の魅力を伝えていきたいですね。